ブログネタ
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 砂利道を歩く。どこへ向うのか。まだわからない。
陽炎が揺れている。夏だ。
 
 とにかく僕は、この道を歩かなくてはいけないらしい。
だから、ひたすら歩いている。がむしゃらに。

 喉が乾くのと同時に、僕の目の前に運よく自動販売機が現れる。
すぐにでも買いたい。でもあいにく、僕のポケットにはコインが
なかった。

 カラカラの喉を潤す為、僕はツバを何度も飲み込んだ。
陽炎の向こうにレンガ造りの小さな家が見える。煙突からはかすかな
煙も窺えた。夏なのに何故?暖炉は必要ないだろう。

 そして僕はがむしゃらにレンガ造りの家に辿りつくため歩いた。
いつの間にか、砂利の地面が、コンクリートに変っている。

それでも、遠い目の前には家があった。だから僕はまだ歩く。
 カラカラの喉を潤す為に。それしかなった。

 それなのに、僕は泥沼に足を掴まれたかのような、のろさだ。
いささか焦り始めた。そうなるとさらに焦る。喉の乾きも限界だ。

 コンクリートの道が海原に変る。僕は、何の抵抗も無くなっていた。
犬かきのような泳ぎで、家を目指す。まだ家があるからだ。
距離はいっこうに縮まらない。それでも泳ぐ喉を潤すため?

 ようやく気付く。僕は喉を潤すために家を目指していたのではないことに。
僕は、ただ疲れていただけ。そして僕はあたたかい毛布に包まって
眠りたかった。いや、眠かった。家の中でぐっすりと安眠したかった。

 僕は、ぬかるみに、はまったような体を必死に動かし、泳ぎ続ける。
相変わらず遠くに見える家との距離は縮まらない。
 終わりのない夢の終わりはいつまでたってもやってこない。

 私が長年見続けている夢です。幼いころから今に至るまで
ずっとです。突然夢に出てくるのです。
その度に私は、夢の中で不思議な体感を味わっています。
 その感覚は苦しくもなく、楽しくもなく、なんとも不思議な感覚です。
一体これは何を啓示しているものでしょう?
まだ、この夢の終わりを見ていません。いつか見ることがあるのでしょうか?
そしてその時はいつなのでしょうか?何故わたしは僕なのでしょうか?
不思議だらけです。
                                 今日のハニー


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